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原発再稼働論者にくれてやるべき答え

 以下かなり適当で、テクニカルではない記述がありますがご容赦頂きたい。

 さて、現在原発再稼働賛成派は、経済のためだ、ということだけを全面に出して、原発は短期的には必要だとか、今再エネをやっても1kw/hあたりのコストを安く出来るのかなどとお決まりの文句で始まるわけだが、こういった相手はそもそも筋を違えているので以下のことを主張すれば良い。

Q.低線量被曝なんて安全だろ?

A.低線量被曝で白血病等のリスクが上がるという疫学統計も最近出た。これは、従来の基準未満であれば安全という概念を覆す証拠の一つ。また、過酷事故周辺地域は低線量ですら無く、撒き散らされた放射性核種は生態濃縮され、捕食魚体内の汚染レベルは、長年に渡って下がらない。また、低線量を長期間浴びると細胞膜は壊れる(ペトカウ効果)ことが実験で確認されており、このペトカウの成果によって、外部被爆よりも内部被曝のリスクが比較にならないほど上がることが示される。さらに、低線量でも遺伝子の特定の部分がダメージを受けることによって過剰反応(ガン)の原因となり、最近ではこれが被爆被害の証拠となる。

Q.再エネのコストは安く出来るのか?

A.そのための再生可能エネルギー固定価格買い取り制度だったはず。まずこれを正常に機能するようにし、その上で電力事業従事者には、原発事故のペナルティとして賃金を最低レベルにまで落とせば良い。これは原子力で失敗した者に対する正当な処置であり、それが嫌で職を離れるものが増え、機能しなくなるようであれば、その程度の責任感の者には電力事業を独占させてまで任せておけないので、電線の独占使用等を廃止し、自由化を進めれば良い。大失態を犯した業界がコストだなんだと被害者面をすること自体がそもそも筋を違えている。そもそも、原発のコストは安くはなく、インチキ試算で出された安いコストが正確なコストであるかのように大嘘がつかれている。実際は今言われている約8円/kwhというコストの2倍にはなる。なぜなら、事故時のコストに上限がないということが証明され、そういった事象がある以上、保険に金をかけざるを得ないからだ。

Q.原発は電源の位置等を改善して津波にさえ耐えれば大丈夫なのでは?

A.その他にも過酷事故に至る脅威はある。外部攻撃等がそれにあたる。これは、国際的に見れば非現実的な事ではない。これが非現実的だと言う者はその者の認識自体が国際常識からずれている。また、大規模な火山噴火が将来懸念されるような地域では、それらも脅威となる。カルデラ噴火が九州で起こった場合は、日本全土に被害が及ぶので、今渦中にある川内原発などは論外だということだ。

Q.経済が疲弊するほうが死人が出るよ?

A.原発が過酷事故に至り、広範囲が汚染されても死人は出た。汚染を気に病んで自殺した農家や酪農家もいる。また、経済が疲弊する原因を作っているのは、安全でない原発であり、その責任を社会へ転嫁する行為は外道のものである。過酷事故で放出される放射性核種が、リスクの高い発がん性物質であると国際的に定義されており、それが覆されない以上、汚染リスクを無いことのように扱える論理は存在しえず、汚染が起きた時点で経済への大ダメージは確定する。

Q.火力発電の汚染物質も体に悪いよ?

A.原発ほど厄介じゃない上に、大気で希釈すればほとんどは問題ない(中国等のやりかたは別)。原発の過酷事故で放出される放射性核種は、超長期間有害な放射線を放出するものもあるし、種類も多く、それらへの対応も多岐にわたり、自然状態ではすぐに無くなってくれない。そもそも現時点では、原発を稼働させるためにはサブ電源として火力発電等を設置しなければならない法律になっているじゃないか。

Q.技術者がいなくなるのでは?

A.実験炉でいろいろやっててくれ。そもそも、その程度でいなくなるような分野ということは、必要だと思う者が少ないということだ。

Q.代替案あんの?

A.GTCC、石炭火力と地熱をメインにして再エネを推進すればいいよ。発電量で計算しても原発なんか全部無くせる上に、GTCCは効率が旧型火力の2倍だし、石炭は安いから燃料費の心配もなくなるね。地熱発電所を建てるために国定公園に例外規定は設ける必要があるね。

 とまぁ、こんな感じで原発を擁護する筋を違えた人を論破することは簡単だが、問題は誰が再エネを進めるのかということだ。技術的にはもうすでにやろうと思えばいくらでも出来るエースが存在する。そう、地熱である。しかしここで問題なのは、地熱のシェアは、三菱重工川崎重工がトップを占めているということだ。もちろんこの企業は原発も作っており、政界との癒着も強い。

 いろいろ不都合はあるかもしれないが、日本がクリーンで強い持続可能なエネルギー保有国になるためにも、なんとか一肌脱いでくれないものだろうか。