この日本で正社員であることがブランド化しているアホくささ

 郷土は好きだが日本全体が好きなわけではない。

 大体の人がよく考えるとこのような結論になるのではないかと思います。日本というのは実は実体経済の貧しい国で、戦後のラッキーにより持っている金の量と国際的な地位は得ることが出来たのですが、その恩恵を比較的多数の人が受けることが出来たのは高度経済成長期と一時のバブル期です。この頃日本は土建国家まっさかりで、土建屋など公共事業でばんばん儲けることが出来た人や、そいつらが湯水の様に使った金で潤う人、株や土地に投資して儲けた人が勝ち組でした。

 その頃羽振りの良かった人達も2000年頃にはすでに落ち目になるところも多く、昔のように大きな顔をしていられるほど羽振りはよくありませんでしたし、倒産も増えました。そして、公共事業でその人達が潤った分、国や自治体には維持費や借金、社会福祉費等が残り、それらが減らないのに歳入が減るという悪循環になりました。

 これが直接の原因とまではいいませんが、日本はなぜか賃金が下がり、ワープアが増えました。選り好みせずに働けばいいじゃないかと勝手なことを言う人はいますが、ちょっと考えてそんなの全然面白くありません。人生は一度切りです。

 しかしここで疑問です。なぜ日本は全体的に見て、こんなに夢がなく、労働力が安く買い叩かれなければならない国になったのでしょうか?それはまず、日本には皆が潤えるだけの資源や機会がなく、支配階級の理想としては、機会や資源を限られた一部の組織で独占し、その下に安い労働力を置かなければという思考になったからです。昔から日本はそうなのですが、途中に高度経済成長やバブルというものがあったのでなにがなんだかわからなくなっているだけなのかもしれません。

 自分で資源をゲットし、経済の根幹となる地位を築けばいいじゃないかと思いますが、これは庶民出身の人間には、普通ではまず無理だと考えて良いでしょう。そのような会社で出世するというルートがありますが、非常に気が遠くなるプロセスです。投資等で莫大な資産を作ることが出来ればポストをゲットできることはあるでしょう。

 まぁどちらにしても、平和的な手段で産油国の王族とまではいかなくても、それに準ずるような結果を出せる確率は無いに等しい国なのです。医療や福祉などは制度上手厚い国に思えますが、これらは削る方向に圧力がかかっていますし、今の金融システムでは国債の累増額につながります。米国と共同で秘密の会議を行っているトップ官僚の真意まではわかりませんが、国債の累増額が増えればIMF等から増税を要求されるということはわかります。まぁこれもなんでだよってことなんですが、国際関係上日本だけが好きな様に円を刷って、もし円の価値があまり下がらないと仮定すると、他国が損をするからです。実際は為替相場でなんらかの動きがあり、円の価値が下がる流れになるとは思います。

 こんな日本では正社員をブランド化する風潮を誰かが強めています。いよいよ気持ちの悪い国です。面白くもなんともありません。日本なんかじゃ一生まともにやってても知れています。

 私も昔は憧れの業界というものがあり、そこで好きな仕事ができていればいいやと思い、そういったところに就職したりしましたが、そんなものはしょうもない価値観なんだなと今では心底そう思います。まぁそれでいいやという人はいいのでしょうが、機会や親に恵まれた階級(産油国の王族等)などの凄まじさを見ればアホらしくなる人も少なからずいるのではないでしょうか。1回のバカンスで使う金額が3600億ですからねw