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日本では労働者さん達とまともに話をしてはいけない

 日本では、日本銀行と政府が円を発行し、銀行や政府が民間にお金を貸すことで基本的に仕事が出来ています。一部エンジェル投資家等から出資を受けて起業するケース等もありますが、大体のケースでそのうちどこかから借り入れします。

 事業主体は地域社会の利益になることを目標又は建前にして仕事と雇用を作り、営利団体であれば利益を出すことが目的です。事業主体に貸し出されたお金から、従業員に賃金が支払われ、雇用が生み出されます。また、関連事業主体に支払われる対価によって、そこにも利益が発生します。しかし賃金というものは、普通に働いている従業員に対してはあまり高くすることが出来ません。

  • 余談ですが、地域社会の主な歯車として、銀行が営利を目的として金貸し業を行っているうちはまともな仕組みとは言えないでしょう。金などというものはあくまで地域社会のために上手く回す役割がいて、回すだけの物にとどめるべきだからです。利子は本来必要ありません。

 社会はこの、あまり高くは出来ない給料をもらって働いている人がほとんどであり、普段生活していて顔を合わせることになるご近所さんや、同じ地域に住んでいる人たちもほとんどはこの階級です。この人達もわずかずつ税金を納めます。

 この階級の人々は、大体が雇ってもらって給料がもらえて、家族と生きていければ良い、という価値観の人が多いので、それ以外の生き方をしている人が非常に珍しく見えます。こういう人達と身の上話をすると、自己紹介で事細かに説明しないと、なにをしているのかわからない人、などというレッテルを貼られるので非常に注意が必要です。また、この階級の人々は、雇用されていれば自分はまともであるという意識が非常に強く、収入の大小に関わらず自分はそれなりにやっているという意識が高いです。

 社会人になってから実家に就職して稼業のことしか知らないという地元民は最もまともに話してはいけない人種かもしれません。地元ではそれなりの名士だと実態とは関係なく思っている場合も少なくないので、話す時は注意が必要です。

 公務員も他の雇われ労働者さんと中身は似たようなものです。仕組み上自治体運営には必要な存在であり、立場も他の労働者とはひと味違いますが、地方公務員のほとんどは、給料が少なくても安定した暮らしが出来ればいい、という動機から公務員を目指してなった者が多いです。ちなみにどこかに自力で就職してバリバリ働いたことがあるという人間はほぼ居ません。いっちゃなんですが世間知らずの手に職のない人間がなるものと言われればそれまでかもしれません。たまに官僚が嫌になってやめた人が地方で公務員やってることがあります。しかし、仕事はそれなりに多いです・・・が、給料は少ないです。役職について退職すれば退職金がそこそこ出るぐらいの話です。

 日本で楽にそこそこの給料をもらうためには、利権や縁故に喰らいつくことが大きな条件になります(世界でもそうですが)。その他でどうにかしようとしても、特殊な才能や知識、行動力がなければダメです。逆に言えば、そういったものが不足していても、縁故採用でそこそこの給料をもらうことが出来るという構造は日本に割りとはびこっています。日本社会というのは実はそんなに真面目なものではないのです。

 考えなければいけないことも、取れる手段も今の世の中には昔よりはたくさん用意されているのですが、驚くことにというかやはりというか、日本の労働者というのは、昔の人間と何も変わっていない様な人が多いのです。

 さて、こんな日本社会なのですが、様々な職種があります。製造、軍事、土木、建築、サービス業、IT、公務員、その他わけのわからん仕事等いろいろありますが、必要があるのかどうかわからない仕事でも、そこで動いている人間がいるから経済が回ります。なので、どれも欠かせないと言えば欠かせないのですが、そこに身を置く人間は本当に駒だと言って良いでしょう。もう少しはっきり言うと、この仕組の中で手っ取り早く立ち位置を決めなければならないが、殆どの場合あまり報われない駒の位置しかないのです。それが嫌ならば人とは違うことをしろということになるのですが、日本人労働者はそういう人を目の当たりにするとあまり嬉しくありません。労働者は自分たちの様なスタイルが多数派で普通だと思っているので、それとは明らかに異質なスタイルを見せつけられると様々な感情を励起されるから嫌なのです。実は自分たちが、非常に巧妙な報われない仕組みの中で動かされているということを、直感的には分かっているが、それをはっきりと認めて口にし、回避する行動に出ることが出来ないという人達なのです。これが異質なものに拒絶反応を示す人間の心理には必ずあります。

 なので、この社会で自分が最も合理的だと思うスタイルで生きていく場合、本音や自分のしていることを素直に話してはいけません。あなたを異質なものとして扱う人物が出来てしまったとして、味方になる確率は極めて低い上に、自分の計画に組み込む必要が元々無いからです。

 黙って納得の出来る結果が出るまでやりきるということが、最低限のルールです。