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原発事故汚染問題 福島県楢葉町 正気ではない避難指定区域解除 政府は何を考えているんだ

 福島県楢葉町が、空間線量で20mSv/yを下回ったから避難指定区域を解除という流れになりましたが、一体なにを根拠に空間線量のみを基準に20mSv/yを下回ったから大丈夫だなどと吹聴しているのか、前からですが頭がオカシイとしか言いようがありませんね。

tensor12321.hatenablog.jp

 原発事故によって汚染された地域は、空間線量のみではリスクが測れない上に、空間線量で20mSv/yという数値も、小児、若年層、妊婦等には人には危険極まりない数値です。日本では汚染のない自然状態において、年間で1mSv/yを超えるところが基本的には少ないのです。元々そのように清潔で線量の低い地域が1mSv/yを超えるなどということは、強力な発がん性物質である放射性核種がたくさん撒き散らされているという状態です。なので、外部被曝リスクだけではなく、内部被曝リスクを懸念すべきなのですが、この都合の悪い事実を隠したい政権と、政権のお達し通り報道する一部マスコミは決して内部被曝リスクについては国民に伝えません。

 当然のことですが、20mSv/y以下だから安全だという根拠は全くありません。また、どれだけ数値が低くても、放射性核種を摂取すれば発がんリスクが高まるという研究結果を否定出来る研究結果もありません。日本の厚労省も出資して行った国際がん研究機関による放射線作業従事者30万人を対象にした大規模疫学統計では、ICRPが定めた放射線防護規定を守っていたという前提を置いても、30年後に白血病での死亡確率が高まるという相関を出しています。もちろん放射線防護規定を守っていない等の交絡因子を考慮する必要はあるとも述べていますが、規定を守っていないならそれはそれで問題です。防護規定が守れないような労働環境しか提供できないのであれば、原発など即刻廃止だ、と言ってやれるわけです。どちらにしても原発容認派にとっては、超都合の悪いすばらしい疫学統計が出たわけです。

 まぁ細かく述べるのもわかりづらいので箇条書きでまとめると、

  • 原発事故で放出される核種の中には、国際がん研究機関で強力な発がん性物質であると認められているものがたくさんある。
  • 上記核種(発がん性物質)を外に撒き散らすことはそもそも違法。
  • 食品の汚染度合い(Bq/kg)が基準値未満だから安全という根拠はない。
  • 内部被曝外部被曝とは比べ物にならないぐらい発がんリスクが高まる。

という点が今の日本における放射能汚染について、汚染を無いことにしたい人達が最も認めたくない点です。

 まぁ、避難指定区域が解除されても、楢葉町の住民たちですら危険視している人が多いそうなので、こんなことで汚染の事実を無かったことには出来ないですし、世の中の人々はそんなに甘くありません。