無音PCへの道 ヤフオクの底力を見た 10cm角ファン

 PCケースファンにはよく使われるサイズというものがありますよね。8cm、9.2cm、12cm、14cm等です。

 しかし、実はケースファン以外で使われているファンには10cmというものも有り、海外のAmazon等では普通に売られていますが、なんと日本には輸出出来ないと言ってきます・・・なぜだ・・・。

 AmazonJPでもリテールセラーが扱っている物はあるのですが、並行輸入品」という部類に入り、非常に高い価格が付いています。送料等のせいですが、こんな明らかに仕入れが合理化されていないものを選ばなければならないのでしょうか。

 ということで、ヤフオクを試しにあさってみたところ、出品されていました。おそらくどこかでさばけなかった在庫処分かなとも思うのですが、AmazonUSの希望小売価格よりもるかに安い新品が売りに出されています。円高の時に仕入れて売れなかったのでしょうか。

 まぁとにかく迷うこと無く落札したわけですが、こんなマイナーなサイズのファンを何に使うのかといえば、劣化してうるさくなった電源ファンの交換のために使います。スリーブベアリングは静かな軸受に部類され、ちゃんとしたスリーブベアリングは、1000rpmほどで回っている場合、耳を相当近づけて確認しても音がほとんど聞こえません。最初はこのように素晴らしい静音性を誇るのですが、長年使ってるとちょっとうるさくなります。このちょっとうるさくなっている状態だと静音電源の価値がないということになるので、直すか交換するかどちらかを選択することになるのです。このファンが簡単に手に入らず、古くなったファン問題が解決しない場合、ファンレス電源を買うことにしていたのですが、今使っている大容量電源のほうが有効電力もはるかに高いですし、この修理で超静音状態が得られれば、ファンレス電源の導入はしないという選択も可能になります。

 ファンを慎重に分解し、グリースを補充した後に簡単にシーリングして直すことも出来るのですが、ヤフオクでファンを手に入れる価格より高性能グリースの方が高い上に手間もかかるという計算になりますから、この場合は自然と素直にファンを買って交換するという結論に至ります。

 国内のショップではなかなか見つからなかったので、久しぶりにヤフオクの底力を目の当たりにしました。ヤフオクバンザイ。

 また、同じファンを交換するという手段の他に、魔改造というか、今使っている電源のカバーを外して少し穴あけ加工等を施し、任意のサイズのファンが取り付けられるようにしてしまえば、10cmファンなどよりもさらに静かなファンを選択して、ついでに冷却性能も上げられるという手段もあります。ただし、保証対象外となりますが、そもそもファンがうるさくなった電源などそのままでは価値が半減しているようなものなので、自分で直せるところは直すほうが楽しいというものでしょう。取り付けるファンの選定をする際には、出来るだけ電源内部にあるファン用のピンの数に適合するものを選びましょう。3pinとか4pinとかいうあれです。ただし、ピン数が合わなくてもケーブルが十分細くて薄いため、電源カバーを取り付ける際にファンのケーブルだけ外に出して閉める事ができます。外に出したファンケーブルは適当なプラグに差して電源を確保します。

 こう考えると、安電源を買って静音改造するというのもなんだか楽しそうですが、電源自体の質が悪そうなのでやらないとは思います。よほど安く仕上げたいPCがある時は試してみることにします。

 電源は良い物を買え、という格言があります(誰の?w)。無音PCを目指している中でこの格言の重みを実感しました。電源なんて電気供給できればええやん・・・と思っていた頃も有り、まぁ構成次第ではそれでも良いのですが、ファンの有り無し、ファンの静音性、電力効率とそれに左右される発熱、安全機構等、無音PCを作る際にはどれもずっしりと重い問題です。

 しかし現時点でPCのモーター存在部位から出ている耳障りな音が、電源の古いファンからのみなので、古いファン問題さえ解決すればほぼ無音PCと言える構成になるはずです。それでも満足できなかったらその時はいよいよファンレス電源の導入です。