耐塩性作物推しは気持ちが悪い

 NHKサイエンスZEROという番組があります。

 ここで先日、耐塩性作物をテーマにした回が放送されていたのですが、内容に違和感を感じました。

 私が感じた違和感は以下のとおりです。

  • 日本では津波の被害に触発されて耐塩性作物を作り出したと言っているが、着想までが、津波が起きてから2ヶ月ほどと非常に短く、狙い過ぎ感がある。
  • 日本で津波により使えなくなった農地が出来たからといって、どれだけ深刻なのかよくわからない。
  • 世界全体で見て灌漑農業の影響により塩害が発生し、アクセス可能な農地の4分の1が使えないという主張だが、そもそも農地不足が問題になるのは人口増加が原因であり、人口コントロールが出来なければ農地の問題を多少解決したところで食料不足や水不足問題の解決にはならない。
  • 遺伝子組み換え技術に致命的な弊害が存在しないことを証明できない。一部遺伝子組み換え作物は、他の作物を絶滅させることが確認されている。

 以上が私が気になったところです。東日本大震災福島第一原発事故に絡んで、不謹慎にもこれを好機と捉え、公共事業(復興事業)や災害の被害救済を大義名分にした研究プロジェクト等が、ここぞとばかりに予算獲得を狙いアピールするという現象は今に始まったことではありません。素直な気持ちで捉えれば、塩害を回避できていいじゃないかとなるのでしょうが、自然状態に人間が手を加えて後に問題を残さないと考えるほうが不自然であることは、様々な結果や歴史が証明しています。

 あと気になったのは、農地不足を根拠に研究の必要性を述べていましたが、食料不足の問題は止まらない人口増加が問題であることは、世界の知識人の間では常識であり、地球上で自然状態でアクセス可能なリソースは限られていることがわかっており、基本的には平和的且つ人道的で、全体の同意に基づく人口コントロールこそが解決策であることは明らかだと思います。

 現政権とNHKが、何らかのプロジェクト推進と利権のために行っている活動の一環だと見るのがいまのところ正しいのではないでしょうか。