キーボードの品質と小売価格は比例していない

 昔からキーボードの評価は宗教だと言われることが有ります。メンブレンだとかメカニカルだとか静電容量だと言われているあれです。

 今回静音キーボードを探してみて思ったのですが、IBM(Lenovo)やDellといった大手が出しているキーボードが、手頃なのに非常に静かで打鍵感の良い物を提供している傍らで、様々なキーボードベンダーが様々な付加価値を謳って高価なキーボードを出しています。安かろう悪かろうルールがキーボードにも当てはまるのかと思いきや、少し本気で調べて見るとあまりそのようなこともないようです。

 最初は様々な情報に踊らされ、結局わからないので店舗まで足を運び触ってみたりしますが、メカニカルの赤軸や静電容量方式などといった高価なキーボードが、DellIBMの物に対し、価格なりの優位性を持っているとは到底思えませんでした。

 特に赤軸メカニカルキーボードは言われているほどカチャ音が無いわけではなく、メカニカル特有の音がやはり出ます。また、静電容量方式の打鍵音がDellキーボードのそれとどれほど違うのか、金を出していいとお思うほどの違いがありません。違うという人は違うのだろうし、私のように対して違わないと思う人はそうなのだと思います。

 やはり昔から言われているように、キーボードの価格と評価の関係論(?)は宗教かなと思いました。また、キーボードを出しているベンダーがどこかによって、価格/性能比がバラバラなのではないかと思います。とすると、高価なキーボードベンダーはそれなりに頑張って色々工夫はしているのだろうけれど、コストに見合うだけのアウトプットを提供できているのか非常に疑問だということになります。そうすると、やはり基盤の強いPCベンダーが、仕入れや製造において他とは比べ物にならない合理化を実施できているのかなと思えてきますが、こればかりは想像ではよくわかりません。しかし、大手が下請けを安く買い叩くということは往々にして生じることなので、それほど荒唐無稽というわけではないかもしれません。

 言い方は非常に悪いですが、高価なキーボードの売買活動については、騙されやすい人を騙す宗教化と騙される人、という構図に見えて仕様がありません。ここ数年キーボードには無頓着だったのですが、色々調べてみたら非常に面白かったです。