無音PCへの道 電源ファンとケースパーツの共振で爆音が出ていたものを解決して無音PC完成

 無音PCを構築する過程で、電源ファンからの騒音が最後に問題として残ったのですが、この電源ファンをケースから取り外した状態で起動してみたところ、音がほぼしません。

 この時点で、ケースの造りと電源ファンの兼ね合いが悪く、共振していると気づきました。ファンがついてると、静音性を求める場合ろくなことがありませんね。しかし、泣き事ばかりも言ってられないので何とかします。

 で、とりあえずファンからの微弱な振動や風で響きそうな底面のフィルターが怪しかったので、これを取り外した後、電源を普通に取り付けて起動してみたところほぼ無音になりました。

 なんと恥ずかしいことに私は最初、電源ファンの軸受けがグリース不足等で劣化したのだと思い込み、こんな電源は嫌だと思ってファンレス電源をショップでポチりそうになっておりました。ファンレス電源自体は良い物なのですが、今のところ容量が低く抑えられた物しか無いので、拡張性が無くなる点で不満でしたが、どうやら替えなくてよさそうです。

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 この結果を以って、ようやく準無音PCを手に入れることができ、耳に入る音の水準としては無音と称して良いというレベルになりました。耳栓やカナル型イヤホンを付けていなくても、騒音は耳に入ってきません。この記事も騒音フリーの素敵な状態のPCから涼やかな気持ちで書いております。

 ただし、私のPCケースは電源をケース底面に取り付けるタイプのもので、下から吸気するためホコリが多めに入ることが懸念されます。なので、今回取り外したフィルターを外しっぱなしという訳には行かなくなりました。よって、金属や樹脂等を使用していない、柔らかい素材のフィルターを別途取り付けなければ、電源の中がたちまちホコリで埋まってしまうでしょう。

 ここまで持ってくるのになかなか時間がかかりました。部品が到着するまでの期間等を除いても数日使いました。しかし、その結果として、そこそこ性能が高く、自分のデスクの上で、尚且つ自分の耳のすぐ横に置いても全く音が気にならないPCが出来上がりました。いやー、これははかどりますよ、色んな意味で。起動中のPCの横でぐっすり寝ることも出来ると思います。我ながら意義のある作業をしました。なぜ前の状態のPCを普通に使えていたのか自分でもよくわかりません。

 また、今回驚いたこととして、サイズ製のスリーブ軸受け方式のファンの耐久性が挙げられます。もう5年ほど使っており、一日に稼働している時間も平均で12時間は超えると思いますが、静音性は買った当時のままと言って良い状態でした。電源はサイズ製鎌力5の750Wという製品ですが、なかなか優秀な製品であるということが、数年越しで証明されたのかなと思います。この電源の静かさを見ていると、ファンレス電源を導入する動機がほぼ無くなりました。

 これで私の無音PCへの道は一段落しました。今後新しいPCを組む際には、別の手段も必要になるかと思われるので記事にでもしたいところです。

 

追記

 なんという素晴らしい状態でしょうか。PCから騒音が出ない状態がもたらす効果は想像以上です。今後騒音を出すPCをメインで使うことなど考えられなくなってしまいました。

 今回無音PCを構成してみて思ったことが有ります。それは、PCの中身を無音化するよりも、防音ボックスのようなものを造り、その中にPCを入れてデスクから遠く離し、遠隔から操作できる様にしてしまったほうが楽なのではないか、と。

 この方法は、静音性と冷却性が保たれるか、という問題と、配置方法が制限されるという問題を含みますが、最低8畳ほどの部屋であれば可能なのではないかと考えています。ハイスペックになればなるほど無音化は困難になり、一般家庭向けの方法としては、完全水冷になるでしょう。ハイエンドCPU/GPUクーラーも出ていますが、どちらにしてもファン付きが前提です。ただし、大型ファンは静かなので妥当な選択では有ります。

 遠く離した場合、ディスプレイとPCの接続は延長ケーブルで行うか、無線ディスプレイアダプタを用いれば良いでしょう。マウスやキーボードに関しては無線に関して悩むことはあまり無いでしょう。その他周辺機器のために、USBの延長HUBやオーディオ関係のケーブルは長いものを用意する必要があります。しかしこれだけでなんだか実現出来そうですね。

 配置に制限が出るのを嫌う場合、ケース自体をヒートシンクにしてしまい、CPUやGPUからフレキシブルにPCケースに接続して放熱するという手段もあり、これを実現しようとした製品は過去に一応いくつか出ているようですが、今はあまり見かけない上に高価になりがちです。ヒートバイプは自作が割りと簡単なので、ケース自体のヒートシンク化や受熱ブロックの自作等まで行ってしまうという手もあります。しかしこれはちょっと頑張ってやる気を出さないときついですね。

 個人的には遠く離したところに防音ボックスを設置して、そこに詰め込んでしまう方法を試してみたいなと思っています。

 

追記2

 完成していませんでした。なんと鎌力5は高負荷時にファンのRPMを調整するようで、ゲームなどをやっているとファンがうるさくなります。やはりファンレス電源か他の選択肢が必要なようですorz。しかし、高負荷ゲームと同等の用途以外では静かなので、準無音といったところでしょうか。