FX クロスレートを用いて自国通貨以外同士でのペア取引に必要な額を計算する

 FXをやっていると、自国通貨以外同士のペアを扱いたくなる時がありますが、その取引に自国通貨でいくら必要になるのか概算したくなる時があります。
 そのようなときは以下の様に計算します。

 Rs:自国通貨クロスレート(単位は比)
 Ru:取引通貨クロスレート(単位は比。取引通貨とは通貨ペアシンボルの左側通貨のこと。例えばGBPAUDのGBP
 Rl:決済通貨クロスレート(単位は比。決済通貨とは通貨ペアシンボルの右側通貨のこと。例えばGBPAUDのAUD)
 Rul:ターゲット通貨ペアレート(例えばGBPAUD)
 P:自国通貨での必要額(単位は自国通貨)

としたとき、買いの場合は、

 P = (Rl/Rs) * Rul

で、売りの場合は、

 P = (Ru/Rs) * 1

となります。
 このPにロットサイズ等を掛けることにより、必要証拠金や手数料の概算が行えるでしょう。ちなみに、自国通貨クロスレートを「円ドルクロスレート」に差し替えても計算が行えるのでやってみてください。「円ドルクロスレート」のことをドル円レートなどと呼ぶことが多いので混乱しますが、「クロスレートを使う」、という場合には「ドル円クロスレート」のことを指すことが多いです。
 なぜ上記のような計算になるのかといえば、GBPAUDをJPYから取引したい場合、買いだとUSDJPYのクロスレートでAUDUSDを介してAUDを買い、そのAUDでGBPを買います。売りの場合はUSDJPYのクロスレートでGBPUSDを介してGBPを買い、そのGBPを売ってAUDを買うという手順になります。なので、上記のような計算になります。
 クロスレートとは、各国1通貨で買えるドルの額同士の比を正規化することによって求められるレートです。例えばドル円レートが113円の時、1:(1/113)などとなります。これは、1円あたり(1/113)ドル買える、と解釈します。AUDUSDクロスレートが0.7493で、USDJPYクロスレートが0.0088(=1/113)の場合、JPYAUDクロスレートは、0.7493/0.0088=85.15、などという風に計算します。
 クロスレートは表で見れるサイトがたくさんあるのでそちらを参考にしても良いですが、MT4で各通貨ペアのティックデータを収集し、クロスレートとしてリアルタイムで用いるという方法もあります。