FX テクニカル分析 ハーモニックパターンは単体ではとても使えない

 近年ハーモニックパターン分析というものを好んで使う機関投資家や個人トレーダーが増えてきたようですが、はっきりいって単体では高確率で勝てる分析手法とは言えません。
 もちろんハーモニックパターン分析の基本的な使い方に相場がハマれば、あー勝った、と思えるのですが、はまらないと爆死します。
 ハーモニックパターンだけで分析することがどのように危険なのかは具体的に下記の一点に尽きるかと考えます。
 それは、強いトレンドではハーモニックパターンがコロコロ変化するのです。例えば、上昇トレンドの途中でガートレットパターンが観測されて、フィボのレベルもパターンの条件に合うから反転するな、などと考えてショートポジションを取るとします。そうすると、その上昇トレンドが非常に強い上昇トレンドなので、ガートレットパターンやそのフィボレベルなど関係なく突き抜けて上昇し、クラブやバタフライパターン、シャークなどに早変わりするということも良く有ります。もちろんポジションは真っ赤になります。
 よくハーモニックパターン分析で過去のデータを検証し、勝率90%が見込めるなどと説明しているサイトが見受けられますが、この数値には疑問があります。後付で一番合うパターンを適用して勝率を計算したのと、リアルタイムに観測されるパターンを元に意思決定をすることは全く違います。
 基本的なハーモニックパターン分析手順に従っただけではこんな勝率は出ないと断言できます。ハーモニック分析に付随させて、他の分析でフィルタリングしないと到底安心して意思決定できる分析手法ではありません。
 また、ハーモニックパターン系インジだけに従っていると、他の手法では取れるようなところも取れません。一点狙いなら良いのかもしれませんが、取れるところを見過ごすのは耐えられません。
 よって、ハーモニックパターン系インジのみに従うということもまたありえません。