櫻井よしこの欺瞞性 ミドリ十字薬害エイズ問題と原発事故

 櫻井よしこという、未熟なバカウヨが大好きな「保守」ジャーナリストがいます。ご存じの方のほうが多いと思われますが、櫻井よしこを愛国の女神の如く信奉している人たちには、この婆さんの欺瞞性を具体的な例を持ってプレゼントしましょう。
 1980年代、日本では血友病という病気の治療薬として、HIVウィルスに汚染された血液製剤が意図的にばらまかれてしまい、HIVなどなかったであろう日本にHIV患者を激増させる結果をもたらしました。この事件の黒幕は、製薬会社とそれらから便益を約束されていた医者や官僚、政治家達です。
 櫻井よしこは、当時この件について非の打ち所のない批判を製薬会社と厚労省に対して行っていました。この姿勢を現在でも貫きつつ「保守」だの「愛国」だの言っているなら見事なのですが、原発事故に対する姿勢で馬脚を露わしてしまいました。
 櫻井の姿勢としては、原発は安全保障上重要なので、動かせるものは動かせるべきだし、あの事故は想定外の津波によるものだからどうしようもなかったと言っていますが、これが完全に嘘です。
 まず、福島の津波リスクは、福一が建設される当時から実は議論されており、その時にモデルとなったものがチリ沖地震による観測地点において18mを記録した大津波です。福島沖で大規模地震があれば、このクラスの津波もありうるとして当初計画が議論されていたのですが、なんらかの都合によりなかったことにされています。これは、共産党が2006年頃から行っていた国会質疑でも明らかになっていることです。共産党は好きではありませんが、こういうところが優秀ですね。
 また、原発が安全であるという主張にも全く根拠はなく、むしろ原子力規制委員会ですら「安全とは断言できない」と言い切っている始末なのに、なぜこのような主張をなんの根拠もなく続けていられるのか、櫻井の人として、ジャーナリストとしてのモラルの欠如を疑います。原発なんてものは、ちょっとしたテロでも過酷事故に陥る確率が高いし、公にされていない瑕疵があっても危険だし、なにより大規模自然災害が起きそうなところにばかり設置されています。もはや日本をいつかぶっ壊すために設置されているようにしか見えません。
 この状況を見て安全だなどと吹聴する櫻井の口から「安全保障」などという言葉が出ている事自体滑稽です。

 薬害エイズ問題の時はあんなに怒っていたのに、原発事故で振りまかれた放射性核種の影響については怒らないわけですか、おかしいですね。